秋田県はラズベリー収穫量日本一!
甘酸っぱくて可愛らしい赤い実、ラズベリー。実は、秋田県がラズベリーの収穫量全国一位を誇っていることを知っていましたか?大館市の新しい特産品として注目されるラズベリーの魅力を紹介します!
濃厚で甘酸っぱい夏の果実
夏から秋にかけて数種類のラズベリーを収穫している、大館市田代地域山田集落の「たしろラズベリー研究会」。中でも特におすすめの品種は、7月~8月に収穫できる「チルコチン」です。鮮やかな赤い実を持ち、甘酸っぱくて味が濃いのが特徴。生食でも加工してもおいしく食べられます。チルコチンは植え付けから二年目の実を収穫する「二年草」なので、収穫までに手間と時間はかかりますが、その分味の良さは格別です。
化学農薬不使用、栄養価もバツグン
たしろラズベリー研究会では、全てのラズベリーに比内地鶏の鶏糞から作られたペレット堆肥「ヒナイドリーム」を使用しており、化学農薬は一切不使用。小さい子どもも安心して食べられます。
更に、ビタミンCや葉酸、食物繊維など、健康と美容に効果的な栄養素もたっぷり。また、ラズベリーの香りに含まれる「ラズベリーケトン」には脂肪燃焼効果があるといわれ、近年ではダイエット食品としても注目を集めています。
老舗菓子店の人気商品になって全国へ出荷
生食だけでなく、加工にも向いているラズベリー。田代ラズベリー研究会の畑で採れたラズベリーの多くは、仙北市角館の老舗菓子店「くら吉」に出荷され、クッキーや寒天菓子など、さまざまなお菓子に変身します。ラズベリーの味や香り、彩りをふんだんに生かした美しくおいしいお菓子たちは、東京や大阪、仙台などさまざまな都市で販売されています。
ジャムやジュースにしてもおいしい!
ラズベリーの種をこして取り除いた実をじっくり煮詰めると、果実の甘みと酸味がギュッと詰まった濃厚な味のジャムに。ヨーグルトに入れたり、ビスケットにディップしたりして食べると絶品です!
こちらはたしろラズベリー研究会の9割のラズベリーを作っている岩沢健さん(88)お手製のラズベリージュース。材料には、ジャム作りでこした種を使用しています。
大館市の新たな特産品、ラズベリー
夏の撮影会で行われた摘み取り体験では、参加者から「今まで食べたラズベリーの中で一番おいしい!」という声も上がっていた田代のラズベリー。これから更に盛り上がっていくこと間違いなしです!